ISBN978-4-86037-152-4 四六判・並製本・198頁 定価:1600円+税 

利田 潤
僕はアスペルガー
−ある広汎性発達障害者の手記−

 近年、注目されている広汎性発達障害。その特徴は、年齢とともに本人の成長や環境との相互作用により変化する。本書は3歳の時、自閉症と診断され、対人関係に苦しんできた当事者の記録。自らを検証しつつその心の動きを率直に綴った。

   なぜ、私は周りの人とうまくいかないのか
   なぜ、私は周りを傷つけ、周りに傷つけられるのか
   4冊の大学ノートに綴られた、幼年期からの悩み、苦しみ、
   そして成長の記録

 ISBN978-4-86037-157-9 四六版・並製本・174頁 定価:1500円+税 

伊川茂樹・音羽まゆ
自分という未来
−伊川茂樹の冒険−

 塾講師にして発明家であり、重度障害者でもある伊川茂樹。障害と共に挑戦を重ね、歩み続ける彼の日常を等身大に綴る。障害者を差別なく見ることのできる時代になった今、役立ててほしい、彼が生きるためにしてきた工夫。

 ISBN978-4-86037-156-2 A5版・並製本・144頁 定価:1800円+税 

山崎善啓
幕末・明治初期の海運事情

 幕末体制下及び開国前後の海運について、西日本とくに瀬戸内を中心にまとめる。多くの資料により時代区分毎に紹介、明治期、近代国家をめざし急速に進んだ海運事情を解明した前著『瀬戸内近代海運草創史』の前史を明らかにする。

 ISBN978-4-86037-155-5 A5版・並製本・158頁 定価:1200円+税 

松原弘宣
私と古代史研究

 40年間、常に歴史研究者であろうとしてきた著者が、大学退官を前に、これまでの仕事を総括する。歴史とは何か、歴史研究はどのように進展してきたか、等の根本的な問いに関する論考と、著者の業績とその歩みを収録。

 ISBN978-4-86037-153-1 A5版・並製本・396頁 定価:4000円+税 

松原弘宣
古代四国の諸様相

 古代史研究が進む中、明らかにされたものはなにか、今なお謎に包まれたものはなにか。伊予の氏族たち、讃岐の明法家・宗教家たち、道後平野や塾田津のこと…伊予国を中心に四国の古代を探る。松原弘宣の古代四国研究の集大成

 ISBN978-4-86037-147-0 四六版・並製本・268頁 定価:1800円+税 

木下博民
評伝 森岡天涯
−日振島の自力更生にかかわった社会教育者の生涯−

 愛媛県宇和島沖の貧しい離島、日振島に生まれ育ち、アメリカでの単身苦闘の後、帰国してからの後半生を郷里の更生に捧げた森岡天涯。大正デモクラシーの中、南予の社会教育の浸透に奮闘した彼の歩みと業績、精神を今に伝える。

 ISBN978-4-86037-150-0 A5版・並製本・574頁 定価:3000円+税 

白石成二
古代越智氏の研究

 伊予国の古代史に重要な足跡を残した越智氏は、断片的な記録しかないためこれまで全体を正面から論じられることがなかった。本書で初めて、瀬戸内海や京はもとより朝鮮半島・中国まで舞台にした古代越智氏の全貌を論じる。

 ISBN978-4-86037-148-7 四六版・並製本・428頁 定価:2000円+税 

武田博雅
だんだん

 江戸時代の伊予の国・瀬戸内藩(架空)を舞台にした時代小説。大名の落とし胤でありながら貧しい山村に育ち、家族のため遊女にならざるをえなかった姉と、村人のため一揆を企てその首謀者として処刑される弟を中心に、幕藩体制の下の苛酷な運命を懸命に生きる農民の生きざまを、独自の歴史・人生観から鮮やかに描く。

 ISBN978-4-86037-146-9 四六版・並製本・268頁 定価:1800円+税 

稲葉峯雄
稲葉峯雄の遺したもの
−はじめに老人ありき−

 農山村、漁村の人達とともに「草の根」に生き、愛媛の地域福祉の牽引役として高齢者福祉と人権にかかわる活動に生涯を捧げ2008年に没した稲葉峯雄の遺稿集。活動を共にしてきた仲間達が編み、彼の歩みと理念を伝える。

 ISBN978-4-86037-144-9 A5判・並製本・130頁 定価:1200円+税 

総合地球環境学研究所
未来へつなぐ人と水
−西条からの発信−

 限りある資源「水」をいかに守り、どのように活用していくか。この現代社会の逼迫した課題に取り組んだ名水「うちぬき」の町・西条市のシンポジウム「水のつながりを考える〜ふるさと西条のおいしい水を未来へ〜」からの報告。